1.いたずら河童
農作物を掘り返したり、魚釣りをする子ども達にいたずらをする
河童は村人に嫌われている。

2.
旅のお坊さんがやってくる。村の子ども達はお坊さんがありがたい存在と知っていて、親しんでいる。

河童はいたずらをして、お坊さんの笠を盗るが、お坊さんは意に介さず、立ち去る。

お坊さんになりすまして子ども達を驚かす。
また子ども達に逃げられ、悲しむ河童にお坊さんは「人の役に立ちなさい」と伝える。
ひとりぼっちの河童は、「人の役にたつ」ことを考え始める。

その年は雨が降らず、日照り続きで、川の水も涸れ、農民は雨乞いをする。

農民の役に立とうと、河童も沼の水を運ぶが、沼の水も底を尽く。

農民の役に立とうと、必死に雨乞いをする河童は命を落とす。
すると、川の水が甦り、農民たちも喜び、河童を手厚く葬る。
河童は人間に生まれ変わる。