言葉は生きている
教師だから特に、というわけでもないけれども、
言葉の遣い方には割と敏感だ。
でも、言葉は生きていて、正しさとか美しさが通用しないほどに
変な言葉が流通するようになっていくのを、苦々しく思っている。
教員たちには、正しい日本語を使うよう、特に厳しく言っている。
最近の私はかなり人間が丸くなって、できるだけ、という範囲だけど。
例えば、
「お願いしてもよろしいですか」(まどろっこしい!)
↓
「お願い申し上げます」「お願いいたします」「お願いします」
「500円になります」(「なります」の多用)
↓
「500円です」
「佐倉市の方を担当しています」(「の方」はいらんだろう!)
「佐倉市を担当していたので、電話しました」(過去形で言うなっ!)
「そういう形で。。。」(どんな形だ?。。。)
これらは不思議な敬語と呼ばれるらしいが、
よくかかってくる営業電話なんかは不思議な敬語の宝庫で笑える。
「臼井幼稚園でよろしかったでしょうか?
園長先生のほうはいらっしゃいますでしょうか?
佐倉市の方を回っていましたので、お話を伺いたかったのですが。」
こんなの毎日聞いていたら、抵抗できない。
元気が余っていたら、反撃するかも。