石焼き芋の思い出

小さい頃、秋から冬の時期に石焼き芋のトラックが
ゆっくり実家の近くを走っていた。
ある日、母から2千円もらって石焼き芋のトラックを追いかけた。
石焼き芋屋のおじさんに「ください」と言って、
2千円しかもっていないということと、
2千円分欲しいことを伝えたら、
お芋1個を包んでくれた。
それは、かなり大きいお芋だったけど、
やっぱりすごく高い買い物だったんじゃなかろうか。。。
その時、母がその1個のお芋を見て、何と言ったか
そこはまったく覚えていないけれど、
何十年も経ってまだ覚えているということは
子ども心にちょっと騙されたかもしれない、と
強烈な思い出として刻まれたからじゃないか?
スーパーでいい匂いのお芋を売っているけど、
あの香りを嗅ぐと、思わず値段を見てしまうのだ。
そして、2千円のお芋の味は、皮の焦げたところのように
苦く思い出されるのだ。

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