大切な人

祖父が亡くなってかなり経つ。
テレビの番組で、祖父がその方にとって忘れられない、
恩人であるというようなことで、紹介されていた。
永六輔さんが、亡くなる前に
「人は二度死ぬ。
亡くなった時と、もう誰もその人のことを
思い出さなくなった時」と言っていたことを
何故かよく覚えているのだけれど、
こうして祖父は人の心や思い出の中で、
まだ生き続けているのだな、と思った。

たくさんのことを、私に伝えたいことがもっと
あったと思うけれども、吸収する器がなかった。
色紙に、何枚か祖父が書いてくれた書があるのだけど、
そのひとつに)p「狭き門より入れ」というのがあった。
それは祖父にとっての座右の銘であったかもしれない。
実際に、祖父は狭き門を選び、そこで結果を残した。
時々、こうして思い出す言葉や耳に残る声。
母が今日も言っていたけど、私のことを一番大切にしてたって。
私が生きている限りは、祖父は私の記憶の中で生き続ける。

誰にも、そういう人がいるのだろう。

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