神様のカルテ

神様のカルテ1、2、3、0、新章と5巻を一気に読んだ。
今更何を言っているのだ、と言われてしまいそうだけど、
良かった!

下に抜粋したのは0からの抜粋だ。
元教師だった患者と、主人公の主治医一止との会話。
本はいい!と言うことを患者さんの國枝さんと話している。

〝本にはね、先生。「正しい答え」が書いてあるわけではありません。
本が教えてくれるのは、もっと別のことですよ〟
持ち前の深みのある声が続く。
〝ヒトは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる〟
〝たくさんの人の気持ち?〟  問う一止に、國枝さんはどこか楽しげだ。
ゆったりとうなずく姿は、教壇に立つ教師そのものである。
〝困っている人の話、怒っている人の話、悲しんでいる人の話、喜んでいる人の話、
そういう話をいっぱい読む。すると、少しずつだが、そういう人々の気持ちがわかるようになる〟
〝わかると良いことがあるのですか?〟
〝優しい人間になれる〟
優しさは弱さではない。相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのです〟

さて、県によっては新学期を始めるのを遅くするところもあるようだ。
なんらかの指示があるのではないかと、待っている。
ギリギリまで待って、何の指示もなければ、
当園なりの対応をせねばならない。
まだ頭の中でぐるぐるしているだけだけれど。
安全に過ごせるにはどうしたら!?

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