色んな子がいてあたりまえ。

臼井幼稚園には、発達障害と診断されて
療育手帳を持っている子もいる。
療育手帳は持っていないけど、
療育に通っている子や、
他の幼稚園に断られたと、
言われる子も、いる。
断られることって、実際によくあって、
外国人の子どもなども断る幼稚園はある。
人手がないから、というのが主な理由付けのひとつ
だけれども、人手がないなら雇用する努力をするべきだ。
もちろん、雇用すれば人件費がかかって、大変なのだけど、
それが企業努力なんじゃないの?と思っている。

本当のことを言うと、大変なのは担任達と補助の教員達だ。
でも、ゆっくりだったり、理解が難しい子を、
他の子ども達が優しく導いてくれる。

子ども同士で関われない子もいる。
でも、他の子ども達の意識にも、
その子の存在はクラスメートとして、
ちゃんと認識されている。
「〇〇ちゃんがいない!」と
気付いてくれるのも、子ども達。

子どもは子ども同士で育ち合う。
教師から教わるよりも、
子どもが子どもを見たり、真似したりしながら
体得した方が経験が定着する。

恩師の言葉です。

どんな子でも、幼稚園という集団で過ごすことに
大きな意味がある。
自分が、ここの一員である、ということに気づいていく。
時間がかかっても、この集団にいることはみんなの学びになる。

人は助け合って、支え合っていくものだ。
私たちも、みんな助けられてる。
本当にありがたい。