さっそく運動会ごっこ
職員室では、運動会の競技をどうするか、
小山を中心に各学年で話し合いが短く、
真っ盛りである。
私は口を出すことはまずなくて、
同じことを毎回繰り返さないこと、
だけは口を酸っぱくして言う。
先生たちの心情としては、
なんとかよく見せたい、というものが
少なからずあり、そうなると、繰り返しが
必ず必要になるだろう。
それは、臼井幼稚園では御法度としている。
誰のための運動会なのか?
保護者にみせるためではなく、
子どもが、こんなに楽しそうに遊んでいるんだなあ、
と見せてもらうのが行事だと、考える。
年齢が低ければ、よりその方針は顕著で、
当日でもすぐにできるような内容となる。
だから「運動会の練習がいやで幼稚園に行きたくない」
はないはず。
毎回少しずつ違うはずだから、練習にはならない。
発表会も、同じ。
二学期が始まって、長い休み明けで
「行きたくない!」と言うのとは
ちょっと違う。